あおぞら学童保育クラブの間伐体験を実施

2020年11月21日、名古屋市にあるあおぞら学童保育クラブの親子を受け入れて間伐体験・製材見学を行いました。

あおぞら学童保育クラブは今年、地元の木材を使った保育施設を新築しており、一部は奏林舎が間伐した材も使っていただいています。今回はさらなる山と街との交流を図るために学童を利用している親子・スタッフ30名弱を受け入れて木と触れ合う間伐体験と製材の見学を実施しました。

午前中は間伐に入っている山に行き、スギの木を手のこぎりで伐倒しました。交代しながら受け口、追い口を入れて、最後は力を合わせてロープで引っ張って倒しました。

倒れた瞬間、地響きの迫力に思わず歓声が上がりました。

切り株の年輪を数えてみるとこのスギはおよそ45年生。保護者の方と同じくらいの年齢の木でした。

倒れた木を早速遊び道具にしてしまうのはさすがですね。

午後からは伐倒した木を製材所に運んで、目の前で製材してもらいます。

製材の見本を見ながらどんな材料を取って何に使うか話し合いました。

丸太があっという間に板や角材に変わっていく様子に子どもたちも真剣な眼差しで見ていました。

普通は見ることのない山や製材の現場に触れて皆さんいろいろな気づきがあったようでした。私たちとしても木がどこからきてどうやって加工されていくのか、そこに関わる人がどんな思いでその仕事をしているのかを知っていただけたことは嬉しく思いました。

翌日の読売新聞に掲載されました!

嬉しいことに愛知県内の学童木質化は続々と話が決まってきています。今後も売るだけ・買うだけの関係ではなく、持続可能な森と地域のあり方を共に考える場を作っていきたいと願っています。