馬搬研修会を実施しました

2018年5月24日(木)、岡崎市牧平町の山林で馬搬(ばはん)研修会を実施しました。岡崎市や豊田市の方を中心に20名ほどが集まりました。

講師には全国を飛び回って馬搬の普及や人材育成に取り組む一般社団法人馬搬振興会の岩間敬氏をお招きし、奏林舎で入っている間伐現場で木材搬出の実演を行いました。

今回来てくれた馬は寒立馬のテラ。この日がたまたま5歳の誕生日で、人間でいえば20歳とバリバリの働き盛りです。

かかり木の処理もデモンストレーション。機動力の高いウィンチというイメージですね。

私たちが活動している岡崎市額田地域でも30年ほど前までは牛や馬での農耕・木材搬出が行われていましたが、機械化に伴い今や完全に途絶えてしまいました。岩間さんの話では日本全国でまともに馬搬ができるのは5人ほどしかいないそうです。しかしヨーロッパでは「畜力」は逆に環境に優しい技術として見直されているとのこと。

奏林舎では普段ユンボや運搬車などを使っていますが、そうした機械を入れられない現場では馬が活躍できると実感できた1日でした。今まで接点のなかった林業関係者と馬関係者の接点も作ることができ、ここから東海地域でも馬搬が広がることを期待します。

5月26日付の中日新聞でもご紹介いただきました。ありがとうございました!

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