学童木造化勉強会を開催しました

4月から奏林舎も関わりのある「森と子ども未来会議」主催による学童保育の木造化に関する勉強会(PDF)が始まっています。

第2回目として山での間伐体験と製材所の見学を受け入れました。学童、建築関係者などスタッフ含めて16名が参加しました。

午前中は人工林の調査や手入れについて学ぶために、森の健康診断(簡単な森林調査)を行いました。

10年前に間伐された山ではありますが、樹高や密度から判定するとかなり混みすぎていることが分かりました。午後からは実際に1本手のこぎりで間伐を行いました。

伐倒した木は製材所のしらいさんまで運び、丸太がどのように加工されて角材に変わっていくのか見学を行いました。

人工林の現状や間伐の必要性、出てきた材を生かしていくことの大切さなど、山側の課題と想いを真剣に聞いていただき、とても嬉しく思いました。

自然素材であり1本1本違う木を扱う難しさはありますが、温もりや香り、地産地消できるなど、木にしかない魅力もたくさんあります。どうすれば地域の森の恵みをうまく活用できるのか、山側と街側が交流をしながら模索していく必要性を感じました。

次回6月12日は完成したばかりの名古屋市の昭栄学童保育クラブにて、温熱環境やCO2排出量などの視点から見た木造建築の特徴を勉強します。

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